三井生命

年初に父が入院したとき敷津の家の中を家捜しして、そのうち必要になりそうな書類を整理したのです。そのとき三井生命からの「配当金のお知らせ」という書面が出てきまして。見ると1972年契約で2002年満期の養老保険、契約者は父で被保険者は私。おそらく母が私のために加入しておいてくれたのだろうと勝手に推測しました。で、もしも手つかずになっていたらせっかくの気持ちがムダになると思い「配当金のお知らせ」に書いてあった照会先の南大阪支社に電話したのです。対応してくれた女性に事情を説明すると「契約者本人でないと照会に応じることができない」「本人は入院していてそちらには行けない」「本人でないとダメ」「委任状を書かせるから所定の用紙を送ってくれ」「委任状を提出されても電話で本人の意向を確かめる」「ベッドで寝たきりなのに電話になんか出られない」「こちらでやらせてもらう」というやりとり。けっこう腹が立ったのですがとにかく前に進もうと、送られてきた委任状を退院してからゆっくりとボチボチと書かせていたのです。ところがまた今回の入院で委任状は書きかけです。「まあええか、じかに乗り込んでケンカしょう」と思って今日行動に移したわけです。最初は電話したあべのの南大阪支社へ行くつもりだったのですが、道順が分からないので電話で聞くと「東大阪にも営業所がありますよ」と言われ布施へ行くことに。
みずほ銀行の上に営業所はありました。最初に応対してくれた女性に事情を説明すると「営業部長に相談してきます」とのこと。しばらくして応接室に通されて営業部長と相対します。「個人情報云々で門前払いか?」と思いがよぎりましたがその正反対。「大変ですねえ」から始まり「委任状は書く意志があったということでお話しします」「満期を迎えられてから配当金を含めて全額○○○万円ゆうちょ口座に振り込み済みです」「ということで本契約はすでに消滅していることになります」
結局は父か母がちゃんと処理していた、ということであっけない幕切れでしたが営業部長さんには感謝感謝。個人情報やらコンプライアンスやらでがんじがらめになっているのは分かりますが彼のようにちょっとした勇気を出してくれればいろんな人が気持ちよく過ごせるのです。
最初の電話で三井生命の印象は最悪なところまで落ちていたのですが、彼のおかげで印象は○です。