そうしてこちらも大義を背負った戦じゃ

一票の格差」放置なら一斉無効訴訟も 弁護士ら検討
抜本的な定数是正がないまま解散・総選挙が行われた場合に備えて、「一票の格差」を問う訴訟を起こしてきた二つの弁護士グループは、総選挙の差し止めや、選挙後に無効を求める新たな訴訟の検討を始めた。
最大格差2.30倍だった前回衆院選について、昨年3月の最高裁大法廷判決は「違憲状態」としたうえで、各都道府県にまず定数1を割り振る「1人別枠方式」が「選挙区間の投票価値の格差を生じさせる主な要因となっている」として廃止を求めている。
1960年代から訴訟を続けてきた一つの弁護士グループは、抜本是正が行われない中での総選挙の実施を防ごうと、「差し止め訴訟」が起こせないかも検討している。ただ、「被告をどこにするのか」など訴訟上の難しさがあるといい、15日に協議する。メンバーの中久木邦宏弁護士は「格差是正をしないままでの解散は許されない」と話す。
もう一つのグループは、このまま総選挙が行われれば、投票日翌日に全国8高裁で無効訴訟を一斉に起こすとしている。升永英俊弁護士は「このまま解散すれば、裁判所も厳しい判断を出しやすくなる」とみている。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201211150012.html