武豊越え

tk33082008-06-18

新人三浦が武の69勝超えへ北海道で地固め
21日に開幕する函館競馬に、大型ルーキー三浦皇成騎手(18=河野)が参戦、続く札幌競馬も含め、北海道シリーズの勢力図を塗り替えるべく、果敢に挑む。春開催終了時点で24勝は、武豊騎手の1年目を上回る史上最速ペース。今夏の北海道でも実績を残せば、新人最多勝記録「69」を更新するのも夢ではない。開幕を待つ函館に、トップジョッキーが続々と集まってきた。17日は横山典、池添、秋山、藤岡佑らが姿を見せ、安藤勝、四位、武幸も参戦する。3週目からは藤田やホワイトが加わる。そうそうたる面々に入っても、黄色帽(注)の三浦は存在感を醸し出している。春開催が終わって24勝。武豊の1年目を4勝上回る最速ペースで勝ち星を重ねている。一流騎手が激しい競馬を展開する北海道シリーズだけに、固め打ちは至難だが、あえて虎の穴に踏み込んだ。「(師匠の)河野先生からは競馬学校にいる時から北海道に行けと言われていました。競馬はひとかたまりで進む印象。乗ってみなければ分かりませんが、早く感覚をつかみたい。先輩方の騎乗を見て、競馬でもまれて勉強していきたい」と意気込みを語った。札幌まで4開催、北の地に腰を落ち着ける予定だ。まだ▲(3キロ減)の恩恵もあることから、騎乗依頼は殺到している。今週もHTB杯のケンブリッジマイア(栗東・森)や八甲田山特別のリノーンランプ(同・中村)、木古内特別のダブルダンスシチー(同・佐々木晶)など関西からのオファーも多い。東西入り交じる北海道で乗ることは、栗東の関係者に名前を売るチャンスでもある。「関西との交流も増えるので、人とのかかわりを大切にしていきたい。中村先生には重賞も乗せてもらったし(目黒記念トウカイワイルド=16着)、特別レースを依頼していただけるのはうれしいですね」。あと7勝で☆(2キロ減)になり、G1にも騎乗できるようになる。北海道シリーズの成果次第では、武豊が持つ年間69勝の新人記録更新も見えてくる。「冷静に乗れるようになってきましたが、まだまだなところも多い。すごくいい馬に乗せてもらっているので、周りの人のバックアップでここまで来られた」。謙遜(けんそん)も忘れない姿勢が、追い風も呼ぶ。
◆黄色帽 調教時に1年目の新人騎手が着用を義務付けられる。ヘルメットに黄色のカバーを着ける。2年目から青帽。調教助手は黒帽、競馬学校生は赤白帽などと分かれている。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080618-373307.html

すごいなあ、まだ18歳。私が毎日相手している人たちと同い年です。この違いをどう受け止めればいいのか、考え込んでしまいます。