阪神JF

デグラーティア豪快グッと伸びた
栗東DWの併せ馬で豪快に先着したデグラーティアは、久々の不安を払しょくした。僚馬を軽々と突き放した。デグラーティア栗東DWでエリモデュカス(2歳新馬)と併せ馬。鋭い反応に0秒9も置き去りにすると、5F67秒2-38秒4-12秒6をマークした。小倉2歳S以来のぶっつけ本番となるが、不安をぬぐい去る軽快な動きだ。「しまいの反応を確かめる程度。鞍上が手綱を持ち替えた時にグッと伸びたからね。反応が良かった」。スタンドから動きを見守った宮本師は満面の笑みを浮かべた。愛馬の様子をチェックしたあと、またがった助手からもいい報告を受けた。「“突き放すときの反応が良かった”と。物足りなかったら、ゴール板を過ぎてからも追うように言っていたけど、“追う必要がなかった”って。本番に余力を残しておきたかったけど、うまくいった」。青写真通りの仕上げに力強くうなずく。無傷の3連勝で重賞のタイトルを手にしたあとは、疲れを取るため休養に充てた。当初はファンタジーSを予定していたが、放牧先で愛馬を見て全能力を発揮できる状態ではないと判断。思い切ってパスした。「グングンと良くなっている。付くべきところに筋肉が付き、馬体に幅も出た。この寒い時季なのに毛ヅヤもいい。ファンタジーSを使っていれば、きっとお釣りがなかっただろうからね」。ここ1本に絞った決断は間違いではなかった。誇らしげに馬体を自慢する表情がそう物語っている。2F延長のマイル戦も全く心配はしていない。「千二ばかりだけど、好位から抜け出す競馬。レースがうまい」と自信を見せる。「あとは結果を待つだけ」。万全の仕上げで挑む、悲願の初G1制覇-。やり残したことは何もない。

http://www.daily.co.jp/horse/2008/12/11/0001608062.shtml

デグラーティアは案外人気がなさそうです。相手は難解ですので単複で勝負しましょうか。