朝日杯FS

セイウンワンダー不安一掃
ぶっつけで2歳王者に挑むセイウンワンダーが、不安説を一掃する走りを見せた。Dウッドでラストいっぱいに追われ、6ハロン83秒8−11秒8。またがった服部助手は「体の太め感もないし、狂ったリズムを修正できています。今はいい感じで調子を上げてきました」と笑顔を見せた。特にほめたのは「4コーナーからの反応」だ。気合をつける前から自分で行く気をみせた。新潟2歳Sを快勝して短期放牧に出たが、その後に左前脚の蹄(てい)球炎を発症。当初予定していた東スポ杯2歳Sをキャンセル。しかし、1週間の休養を取ったことで完治し、厩舎で調整を続けた。この日の動き、馬体の締まり具合からは、3カ月半のブランクは感じさせない。中山までの長距離輸送に関しても、すでに新潟輸送を経験し、中山は今年4月のブリーズアップセールで1週間滞在。初コースになるが、父グラスワンダーが得意とした舞台でもあって不安はない。領家師は「1週前に追い切って、仕上がっているからな。これ以上テンションを上げたくないし、ラストだけやった。予定通り」と胸を張った。馬体重は16日の時点でクラを置いて520キロ。追い切りと輸送で少し減ることを考えても、これまでと差のない500キロ前後で出走できそうだ。「一頓挫あってどうなるかと思ったが、もう大丈夫」と同師。新潟2歳Sでは、直線外ラチを一気に突き抜ける快勝劇だった。重賞ウイナーの名にかけて、きっちりと結果を出す。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20081218-441254.html

ここに調教後の馬体重があります。セイウンワンダーは中山までの輸送でどれくらい絞れるか、前走より増えていたとしたら成長分なのか太め残りなのかを見極めること、そこがポイントです。