次走は香港カップ

鋭伸デピュティ、一番時計
グランプリホースが豪快リハだ。長期ブランクを乗り越えて、完全復調を示した。エイシンデピュティは29日、浜中(レースは戸崎圭)がまたがって、栗東坂路で単走追い。残り2Fで入ったステッキに応えて、重心を沈めてグンと加速した。4F51秒2-38秒0-12秒6は文句なしの一番時計だ。動きを見守った野元師から満足感が漂う。「53秒ぐらいで、と思っていた。ちょっとやり過ぎたかな。でも、ジョッキーが乗っていて(体重が)軽いからね。使って良くなる馬。万全です」と納得の表情。2週連続で騎乗した浜中も絶賛する。「先週よりも良かった。気合が乗っていて行きっぷりもいいし、息の入りも違った。やっぱりG1馬はすごい」としびれるような感触に感心した。昨年の宝塚記念を制したあと、左前のけいじん帯炎を発症。1年3カ月ぶりの前走は、無事に走らせることに主眼を置いた一戦だった。「ブランク明け。それに体も増えて(22キロ増)いましたからね。度外視していい。今は脚元もパンとしているし、かなり変わってくる」。上昇を告げる姿にトレーナーも力が入る。「(昨年の)宝塚記念の雰囲気に近い」とG1勝ちの再現を狙う指揮官だが「2、3番手でもいい」と逃げにこだわるつもりはない。夢は復活Vだけではない。盾制覇から海を渡るプランを掲げる。「このあと、どうもなければ香港C(12月13日・シャティン)に向かう予定です」。世界戦を前に再び頂点をつかむ。

http://www.daily.co.jp/horse/2009/10/30/0002479808.shtml

府中の2000mは外枠が超不利。そうしてエイシンデピュティは17番枠。スタート決めて先手を取れるかどうかですが、取れると決めてエイシンデピュティから勝負。